フレックスする次世代サーフボードSURFLIGHT HAWAII(サーフライト)の歴史



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SURFLIGHT HAWAII(サーフライト)の歴史

左:サーフライト創設者JIM / 右:サーフライト・メインシェイパーJeff Johnston

サーフライトハワイは、1996年、Jim Richardson(ジム・リチャードソン)によって、ハワイのオアフ島はノースショア(ワイアルア)に創設された、サーフボード・メーカーです。

サーフライトのボードは、従来のストリンガーの入ったサーフボードとはまったく異なります。ボードの中心には、スノーボードの板を大きくしたようなコア材と呼ばれる、戦闘機の尾翼にも使われる、カーボングラファイトとグラス・ファイバーそしてエポキシ(Epoxy)レジンを高温圧縮させ、一つの素材にした特殊素材が入っており、このコア材を特殊なフォームで更に高温真空圧縮させて制作した、ブランクス・フォームをハンド・シェイプし、更にその上にサーモ・プラスティック・エラストマーという特殊なプラスティック素材をコーティングしています。

サーフライトのサーフボードは、フレックス(たわませる)させる為に開発された特殊なサーフボードです。

サーフライト名誉シェイパー: Sheena

それはただ単にボードをフレックスさせるのではなく、ボードのデッキ中心及びテイル部分を微妙な比率によって、そして捩じれる事なく且つ瞬時に元に戻るようにフレックスさせる、新しい技術を駆使して制作したハイテク・サーフボードなのです。

1960年代、ハワイの老舗的ブランドLocal Motionのメイン・シェイパーとして働いていた、Surflight創設者Jim Richardsonは、サーフボードをフレックスさせる事により、加速性、回転性、強いては、マニューバービリティー(技の精度)性能の高い、俗に言う『マジック・ボード』を作る事ができると確信していました。既にその当初より、サーフボードをフレックスさせる(=マジックボード)という考え方は多くのシェイパーに認知されており、George Greenough、Mike Tinkler、そしてTom Moreyなどは、革新的な方法でフレックス・ボードを制作しはじめていました。

しかしながら、多くの場合、ボード全体の厚さを薄くし、更にグラスファイバーの量を少なくすることよってフレックスさせるボードは、とても耐久性に乏しく、小さい波では有効的でしたが、ハワイのビッグ・ウェーブに入れる程の耐久性を持ち合わせていませんでした。またTom Moreyの制作するフレックスボードは、特殊な技術によってボード全体がかなりのフレックスをするものの、フレックスしたボードの反発力がそのままボードに伝わってしまい、ボード全体がネジれ、結果フレックスすることによって失速してしまうという悪い結果で終わってしまいました。

Momaiiへの技術提供

サーフライト創設者のJimは早い段階で、ボードをフレックスさせる為には、ボードの外側に使われているグラスファイバーの使用を取り除くべきだと確信していました。そして1980年代初頭、Jimは自宅のガレージ内で数本のプロトタイプであるサーフライトを制作しました。ところがその当時は未だJimの思い描くボードを作るための良い素材がなく、完成まではまだ程遠い結果となりました。

しかしながら1992年に入り、素材の恩恵にも授かり、Jimはかつてないほどの大きな改善をボードに施すことができたのです。その後ハワイはノースショアのサーファー達の間で多くテストライドされ、また特殊な技術製法はアメリカそして国際特許取得に成功し、今日も日々改善が繰り返されています。

あなたもフレックスするマジック・ボードを試してみませんか?