1997年 春: 禁じられた領域 トドスサントス島へのトリップ

2.別世界へ

 

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 出発当日、朝4時にマークの家に集合し、そこからジェフのトラックでエンセナーダまで約2時間。そこで、ローズマリーさんや彼女の旦那であり、ソルトウォーターラボラトリーズというサーフビデオ制作会社の社長であるダンなどと他5−6人と落ち合い、いざ漁船でトドスサントスを目指す。

 ダンは今までに何度もトドスサントスへ足を運んでおり、実際あのテイラーノックスが乗った50feetの波もビデオに収めたそうだ。ダンは当時僕が住んでいたソラナビーチという町の北にあるエンシニータスという町に住んでいたのだが、トドスサントスは常にサンディエゴの波の3倍のサイズがあるそうである。又トドスサントスで有名なのはキラーズというポイントで、そこに実際あの大きな波がたつのだが、その他にも多くのポイントがあり、キラーズが大きい時はその真裏にあるポイントにウネリがシフトして入り、かなりソリッドなレフトの波がたつそうである。

 ここまで聞いて僕は心臓がバクバク鳴っている自分に気付いた。果たして僕はキラーズで波乗りできるのだろうか?無事にアメリカに帰れるのだろうか?心配事が頭をよぎるとともに、どうかあまり波が大きくありませんようになどと祈っていた。

 

 トドスサントス島の全貌。この写真では分かり難いが、島の最も右に見えるちょこっと飛び出ているのが我々一行が泊まった灯台。結構大きな島です。

 

 エンセナーダから沖に出るにつれ、波がだんだんと荒くなってきていた。 島には船着場などない為、ある程度沖から小さなボードで島に乗り入れなくてはならない。なんとか無事我々一行は到着したのだが、キラーズの波は島の裏側だからまだ見れない。みんなで荷物を島に下ろしていると、灯台守のおじさんがロバを連れてきて手伝ってくれた。ここには車なんてない。交通手段といえば、このロバか自分の足なのだ。

 

 

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