1999年春 マークのメキシコ本土への旅 

1. 砂漠

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 このストーリは、僕ヒロの友人のマークの体験記を記したものである。旅好きのマークは、毎年一回はどこかにサーフトリップに出かけており、この体験記は1999年春に1ヶ月間の休みを利用して旅した時のことである。 この旅に同行したマーカスとは、マークがハワイに住んでいた頃知り合った友達で、今はサンディエゴのEncinitasという町に住んでいる。二人とも根っからのビッグウェーバーだ。

 

 1999年春、俺は友人のマーカスとメキシコ本土へのサーフトリップに出発した。マーカスも俺と同じ旅好きな奴で、時間と金があれば、常に色んなところに旅に行っている奴なんだ、この前もタヒチのトリップへ出かけていったよ。メキシコへは、マーカスの車のシェビーバンで行ったんだけど、車の中にキッチンや二段ベッドまであって本当にあの車は最高だったよ。

 

 この砂漠地帯を抜けるのが今回の旅で最もつらかったよ。

 

 サンディエゴとメキシコは隣同士に位置しているわけなんだけど、アメリカはテキサス州のTucsonからメキシコのNogalesに入ったほうが早いし、道も単純だから俺らはまず6時間位かけてTexasのTucsonに行って、そこからメキシコに入ったんだ。

 それで、メキシコに入ったら海沿いをひたすら南下して行くんだけど、まずLos Mochisまで下らないとバハカリフォルニア半島が邪魔してウネリが入らないから、ともかくそこまで降りないとサーフできないんだ。しかもLos Mochisまでは、ずっと砂漠地帯になっていてメチャクチャ暑いし、そこに住んでいる住人もこの暑さのせいか、皆嫌な奴らばかりだったよ。だから俺らは、トイレにも止まらずにひたすら南下し続けたんだ。それで小便をしたくなったらアップルジュースの空ビンに入れていたんだけど、後日マーカスがそれを本当のアップルジュースだと思って、一口ゴクリと飲んじゃったのには本当に大笑いしたよ。

 とにかく俺らは、4日間かけてようやくLos Mochisの下のMazatlanまでたどり着くことができたんだ。そしたらMazatlanはリゾート地で、春休みということもあったようで、ものすごい人でごった返している上、どこもかしこもパーティーをやって盛り上がっていたんだ。当然俺らは、波乗りのことは忘れてそこで4日間位遊びまくったよ。

 

 

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